ぽきのまったり映画ブログ

このブログは、映画が好きな大学生のブログです。学生の時期に観たらどう思うのか。という気持ちで読んでいただけたら幸いです。

No movie, No life.

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『世界から猫が消えたなら』 感想 | 珍しい家族物語。


評価

4.1 / 5 

 

目次

 

 

STORY

 主人公は30歳の郵便配達員。愛猫キャベツとふたりぐらし。
母を病気で亡くしてから、実家の父とは疎遠になってしまいました。
恋人はいません。別れてしまった彼女のことを、まだ想い続けています。
趣味は映画鑑賞。友だちは映画マニアの親友が一人だけ。
そんな彼が、ある日突然、余命わずかの宣告を受けてしまいます。
脳に悪性の腫瘍ができていたのです。
ショックで呆然とする彼の前に、とつぜん、自分と同じ姿をした悪魔が現れて言いました。
「世界から何かひとつ、ものを消すことで、1日の命をあげよう」…。
悪魔のささやきに乗せられた主人公は、次々とものを消していきます。
電話、映画、時計、そして、猫。
ところが、何かを消すと、大切な人たちとの思い出も一緒に消えてしまうことになり…
これは余命わずかの彼に起こった、せつなくもやさしい「愛」の物語です。

引用:世界から猫が消えたなら - 映画・映像|東宝WEB SITE

 

レビュー

まず最初に言いたいのは、映像表現の美しさについてです。
オレンジ色にフィルターをしていて、街並みがとても綺麗に表現されていました。

 

佐藤健さんの素晴らしい演技

佐藤健の二役のやりとりが真反対で上手に二面性を表現していました。

また、いつもは優しい主人公が母親が亡くなった時に父親に向かって「何やってんだよ…!」と怒る演技がすごくリアルで、もらい泣きしてしまいました。佐藤健さんすごく演技が上手いなあ。

 

キャラとの関係

僕と彼女の「会ってるときは全然喋られないのに、電話だとどうでもいいことを5時間も話して、次の日のデートでどっちも寝不足になる」という関係性もとてもリアルで観ていてニヤニヤしてしまいました。(キモい)

ツタヤの「映画は無限にある。だからこのやり取りも無限に続く」このセリフが本当に好きです。映画好きだからより心の刺さります。こういう友達、欲しいですよね。

また、ノブさんが死んだことをきっかけにヒロインが「私が死んだら、泣いてくれる人はいるのかな。」と言い、「生きてやる!」と叫ぶ滝のシーンがとても心に残っています。身近な人の死を経験したことで生きることが当たり前と感じなくなったのでしょう。

 

最後に

オチはなんとなく予想できていました。それを分かっていてもとても心に染みるストーリーでした。死を身近に感じることで、世の中にあるものの尊さを感じる事が出来た僕は、少しは気楽に死ぬ事が出来たと思います。

この映画は、母親の死やノブさんの死、そして自分の死を通してこの世界がかけがえのないもので出来ていることを表現している作品です。

世界から自分がいなくなっても、世界は何も変わらない。この映画を見ると、その事が身に染みてきます。それでも、自分が死ぬと自分を知ってる人の世界は少し変わるんじゃないでしょうか。世間でみると変わらないだけであって、個人からみる世界は変わる気がします。

  

久しぶりに観終わった後に心に残るような邦画を観ました。ほのぼの心に残るような作品が観たい方にぜひオススメです。