ぽきのまったり映画ブログ

このブログは、映画が好きな大学生のブログです。学生の時期に観たらどう思うのか。という気持ちで読んでいただけたら幸いです。

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『告白』映画感想 | 最悪の復讐劇。

 


評価
3.8 / 5

 

目次

 

STORY

とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。

警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく……。

引用:解説・あらすじ - 告白 - 作品 - Yahoo!映画

 

 

レビュー

娘を殺されたことから始まる復讐劇

序盤30分くらいの牛乳にHIV患者の血を混ぜた発言をしたところで、「あれ?もう復讐終わり?」と思っていましたけど、そこからが本当の復讐がスタートしてたんですね。ま、この展開だけでもえげつないんですけど。

また、そこからそれぞれ視点を変えながら進んでいくストーリー展開もこの映画ならではの面白さでした。この映画には普通の人間は存在しないです。

 

不気味な演出

森内先生の語りで進む序盤のストーリー展開は、この映画独特のテンポでとても引き込まれました。また、ストーリーと音楽のギャップがすごく、より恐怖心を煽られ、すごく怖かったです。映像自体も画面が薄暗くて、終始不気味な雰囲気がとても物語とマッチしていました。

 

次々くる残酷な展開

森内先生の子を、殺意があったけど殺せなかった少年Aと、殺意はなかったけど殺した少年B。少年Bはかわいそうだなと思ったけど、実際は、「少年Aにはできなかったことを、自分はできる!」という自己顕示欲のためだけに殺意を持って殺していた。

実は少年Bにはしっかりとした殺意があったことは後々わかることなんですが、この展開も少し驚きました。少年Bは少年Aに陥れられただけの不幸な少年だと思っていたんですけど、少年B自身もぶっ壊れた人物でした。

また森内先生は、少年BだけじゃなくBの母親まで復讐の対象にしていたんじゃないでしょうか。自分の子が可哀想とずっと言っていましたし、娘を殺された森内先生からしたら、溜まったもんじゃありませんしね。だから少年Bに母親を殺させるように仕組んだんじゃないかと思います。 

少年Aがスイッチを押すことを見越して、少年Aが作った爆弾を母がいる研究室に持っていき、彼本人に母親を殺害させる。そして、「爆弾を作ったのも、スイッチを押したのもあなたです」と告げる最後のシーンは、これまでにないくらいゾクゾクしました。ここまで酷い復讐劇は見たことがありません。

 

 

最大の謎

最後に、森内先生が少年Aに言った「なんてね」。あれは、「母がいる研究室に爆弾を移動したというのは嘘だよ。と言いたかったのでしょうか。

僕は、本当に爆弾を母がいる研究室に移動していたんじゃないかと思います。少年Bも、B自身の手で母親を殺害させましたし、Aにも同じことをさせたんじゃないでしょうか。

それが森内先生の『復讐』だったんじゃないかと。まあそれ自身の正解はありませんので個人の解釈でいいと思います。深読みさせるような終わり方にした湊かなえ先生に脱帽です。

  

一番イかれていた人物

この映画は登場人物全員が何かしらぶっ壊れていますが、その中でも主人公の森内先生のイかれ度は群を抜いていました。娘が殺されてから始まる復讐劇の計画は、犯人を殺すよりも残酷な方法で陥れていました。

彼女からすれば、殺すなんて生ぬるいものなんでしょうね。犯人自身の手で母親を殺すように仕組んだ計画は見事なものでした。

  

 

 最後に

邦画らしい面白さがある映画でした。原作ではよりエピソードもあるみたいなので、原作も読んで見ます。