ぽきのまったり映画ブログ

このブログは、映画が好きな大学生のブログです。学生の時期に観たらどう思うのか。という気持ちで読んでいただけたら幸いです。

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『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』感想 | 報道の自由をかけた熱き戦い。


評価

3.7 / 5.0

 

目次

 

STORY

1971年、ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国内には反戦の気運が高まっていた。国防総省はベトナム戦争について客観的に調査・分析する文書を作成していたが、戦争の長期化により、それは7000枚に及ぶ膨大な量に膨れあがっていた。

ある日、その文書が流出し、ニューヨーク・タイムズが内容の一部をスクープした。

ライバル紙のニューヨーク・タイムズに先を越され、ワシントン・ポストのトップでアメリカ主要新聞社史上初の女性発行人キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)と編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は、残りの文書を独自に入手し、全貌を公表しようと奔走する。真実を伝えたいという気持ちが彼らを駆り立てていた。

しかし、ニクソン大統領があらゆる手段で記事を差し止めようとするのは明らかだった。政府を敵に回してまで、本当に記事にするのか…報道の自由、信念を懸けた“決断”の時は近づいていた。 

引用:映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』

  

レビュー

2度のアカデミー監督賞を受賞したスティーヴン・スピルバーグ監督の最新作。 

監督が脚本を読み、当時制作中の映画を差し置いて先に制作すると発表したため、とても注目されていた作品です。

  

報道の自由を守る熱き戦い

ストーリーに関しては、正直、実話をベースにした作品なのに本当にこんなことがあったのか!と、疑ってしまいたくなりました。

政府が国民に嘘をつき、それを隠していたなんて、今ではあまり考えられない話です。いや、今も起こっている事かもしれませんが。

そこはなんとも言えないですが、ネットがある分現代の方がより情報がオープンになっているので、昔のように新聞を操作するだけでは政府が嘘を隠し通すことはできません。 

だからこそ、あの時代に政府と戦うというワシントン・ポスト社の判断がとても素晴らしいです。

  

緻密に描かれてる成長過程

夫が自殺し、その代わりとして社長に就任したキャサリン。

社長として受け入られていなかったが物語が進むにつれて成長し、最後は自分の判断で『報道の自由』を懸けて政府と戦っていました。 その成長過程も、とてもリアルに事細かく描かれています。

最初は全然頼りなさそうな女性で、いつも人の意見を参考にしたりしていましたが、物語の後半では、人の意見に対して強気で物申したり、自分自身の意見で行動するしっかり芯のある女性になっていました。

他の映画にはない、リアルな成長過程がすごく面白かったです。

 

謎のラストシーン「ウォーターゲート事件」とは?

この映画のラストは、民主党本部に怪しい集団が潜入し、何かをしているシーンで幕を閉じます。

これは、後に起こった「ウォーターゲート事件」を描いているんです。 

「ウォーターゲート事件」を少し説明すると、リチャード・ニクソン元大統領が辞任するまでに起きた盗聴、裁判、もみ消し、証拠隠滅、大統領弾劾発議などのすべての経過のことを総称して「ウォーターゲート事件」といいます。 

なぜこの映画に「ウォーターゲート事件」が描かれたのかというと、実はペンタゴン・ペーパーズ漏洩事件の翌年にこの事件は起きているんです。

しかも、その事件に関する様々な真実を「ディープ・スロート」と呼ばれる内部情報提供者から入手し、公表したのが、またしてもワシントン・ポストなのです!

 

 

最後に

ストーリーも濃厚で、演技も圧巻の素晴らしい映画でした。ですが、分かりにくい単語や描写が多かったのが残念です。まあ僕が報道に関する知識やペンタゴン・ペーパーズのことを調べておけばよかったのですが。

それでも充分楽しめたのでよかったです!