ぽきのまったり映画ブログ

このブログは、映画が好きな大学生のブログです。学生の時期に観たらどう思うのか。という気持ちで読んでいただけたら幸いです。

No movie, No life.

POKI's movies blog

『言の葉の庭』感想 | アニメ界でもっとも綺麗な雨。

 

評価 4.3 / 5

 

目次

 

 STORY

靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。
ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。
居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。
六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。

引用:言の葉の庭

 

 レビュー

僕はこの作品が大好きです!
雨が好きということもあり、何十回も観ましたし、聖地巡礼にもいきました。その時に撮影した写真も、ブログのイメージ画像として利用しています。

 

ストーリー、映像、音楽、何をとっても魅力満点!

この映画の一番の魅力は何といっても、映像が最高に美しいことです!新海誠監督の最大の魅力といってもいいかもしれません。水たまりや雨がとてもうまく表現されていて、現実のようにさえ見えました。

また、影に少し青や緑を使っていました。それは、庭にタカオや雪野先生がそこに実在してるようにみせるためと、インタビューでおっしゃっていました。その繊細な表現のひとつひとつに、『言の葉の庭』独特の美しさがあります。

またそれだけではなく、『言の葉の庭』は、ストーリーも、映像も、心理描写も、仕草も、筋肉の動き方も、足も(足フェチ)、全てがリアルです。それぞれの要素を絶妙な綺麗さで表現しています。なので、リアルの汚さや薄暗さは全然感じません。聖地巡礼で現実の新宿御苑に行った時、現実はこんなものか…とがっかりしてしまいました。(笑)

加工で最大に綺麗にしたものがこの画像です。 

f:id:IAVIVAI:20180523001323j:plain

 

f:id:IAVIVAI:20180523001325j:plain

 

もう一人の主人公

『言の葉の庭』には、主人公の二人以外に、もう一人の重要なキャラクターが存在します。それは『雨』です。新海誠監督がそう公言しています。

ストーリーでも、雨は重要な役割を担っていました。『雨』の日に二人は出会い、また出会うために『雨』の日を願っていました。二人にって『雨』は、出会うために必要な要素となっています。

ですが、短歌を通して、二人が出会うのに『雨』が必要じゃないと気づきます。ここからは『雨』ではなく、彼ら二人を中心にストーリーが進んでいきます。

 

洋画にはない日本アニメの魅力

確かにアメリカのアニメ映画はとても素晴らしいです。3Dアニメーションを駆使し、本当にその世界があるように感じますよね。 

ですが、日本アニメには、より細かな心情だったり、些細な行動などにとても魅力があると思います。そこに『リアル』を感じるからです!またこの映画には、短歌、雨、制服、学校問題など様々な要素で日本っぽさがあります。それに僕は日本人なので、生活してきた中である程度の日本の魅力を潜在的に知っています。

この日本らしさも、この映画のひとつの魅力です!

 

 絶妙な音楽

『言の葉の庭』は、全体を通して音楽が素晴らしいです。テンポがいいだけでなく、ピアノで哀しさが表現されていました。
主題歌も、挿入するタイミングが完璧です。物語と音楽がとてもマッチしていて、これからの二人の未来を明るく感じさせてくれました。

 

魅入ってしまうストーリー展開

最初はストーリー展開や音楽、映像の色合いなどに哀しさを感じるけど、後半ではその全てが少しずつ明るめになっていました。これは、タカオと雪野先生の心情を表しているのではないでしょうか。

タカオが先生を追い込んだ先輩と喧嘩して、そのあとに雪野先生に会うために新宿御苑に向かい、そこで短歌の答え合わせをするシーンがあります。そのシーンを起点に、物語を包むあらゆる要素が明るめになっていきます。 タカオは雪野先生のことを知り、雪野先生はタカオに自分の事情を知ってもらえることができました。

自分の夢のために、自分の精神的な病を回復させるために、二人がお互いを必要としています。それをストーリーだけじゃなくあらゆる要素で細かく感じさせるのは本当にいい映画の特徴です。

 

最後に

以上で『言の葉の庭』レビューを終わります。約40分の映画とは思えないくらい濃密な内容で、とても面白い映画でした。

また、『言の葉の庭』のようなノスタルジックを感じる映画を集めた記事はこちらです。↓