ぽきのまったり映画ブログ

このブログは、映画が好きな大学生のブログです。学生の時期に観たらどう思うのか。という気持ちで読んでいただけたら幸いです。

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『雲のむこう、約束の場所』感想|その後、三人はどうなったのか。

評価 3.5 / 5

 

目次

 

STORY

1996年、日本が南北に分断された世界。

共産国家の「ユニオン」に占領されたエゾに、高くそびえる純白の謎の塔が建造されていた。青森に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は、「ヴェラシーラ」と名付けた飛行機を二人で製作し、二人の密かに気になっている憧れの少女、佐由理と塔まで飛ぶことを約束する。

しかし、佐由理が突然二人の前から姿を消し、約束は果たされずに時が過ぎる。3年後、やがて軍事的緊張が極限に達した頃、謎の塔の秘密が明らかになるにつれ、あの時の約束を果たすために三人は再開する。

二人が佐由理のために自作した飛行機は、約束の地であるユニオンの塔まで到達することができるのか。

 

レビュー

 新海誠監督の特徴・映像の美しさ

新海誠監督の特徴である映像描写の美しさが本作品でもしっかり出ていました。この作品では特に、光の映像がすごく美しいです。太陽の位置や人物に当たる光が細かく描かれていて、とても感動しました。
もちろん背景も綺麗でしたが、人物を描く角度も飽きさせない工夫をしていて、集中して最後まで見ることができました。

 

気になった点

一つ目は『雨』です。雨はあまり綺麗ではなかったです。ですが、その後にめちゃくちゃ雨が特徴的で綺麗な『言の葉の庭』を製作しているので、すごい成長を感じました。

二つ目は、中割りです。走っている時などの素早く動くシーンで、残像が見えたりするので、あまり絵を細かく割っていないのが残念です。 

三つ目は人物です。背景はすごくリアルなのに、今作の人物があまりうまくないので、変に浮いているシーンがありました。それでも、影や光の当たり具合などである程度の違和感は緩和されていたので、気になりすぎて集中できないレベルではなかったです。

一番最悪なのは、主人公の声優が棒読みだったことです。時々現実に戻されます。


 

SFの世界観

塔が何のために立っているのか。塔は何なのか。ずっとこの疑問を感じていましたけど、それはストレスではなくワクワクの感覚に近いようなものでした。

序盤は青春アニメの要素が強かったのですが、塔が序盤から謎のままだったおかげで、急にSFの世界観になったことに、僕はあまり違和感を感じませんでした。

ここは結構批評が分かれている感じでしたね。

  

映画のその後。【ネタバレ】

ラストに佐由理を目覚めさせることに成功しましたが、そのあとはどうなったのでしょうか。

実は、『雲のむこう、約束の場所』は、冒頭のシーンで大人になった浩紀が、思い出の地に戻っている場面が描かれていました。そのシーンに目覚めたはずの佐由理の姿は見当たりません。

ですが、映画ではなく小説版の方では、その後が描かれてい流のです。小説では、佐由理は浩紀の元を去ります。

密かに拓也も佐由理のことを好きだったのを知った佐由理が、三人の関係が壊れることを恐れて、一人で生きていこうと決め、浩紀の元を去ったと考察されています。

バッドエンドとまではいきませんが、あまりハッピーな終わり方ではありません。それでも、僕が好きな終わり方でした。新海誠監督の作品は、どの作品も終わり方に特徴があって観終わった後も面白いですよね。

 

最後に

僕は新海監督の作品が大好きなので、本作品も観ていてとても面白かったのですが、絵やストーリーに乱雑な部分があったので評価は低めです。

 

こちらの記事は、新海誠監督の大ヒット作『君の名は。』の感想です。↓

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