『E.T.』感想|E.T.に関する謎の解説

評価

3.8 / 5 

 

目次

 

STORY

ある夜、アメリカの奥地の森に宇宙船が降り立った。彼らは地球の植物を調査に来ていたが、政府の組織に見つかってしまう。運良く逃げ出すことに成功したが、仲間を一人地球に取り残して行く。

その頃、森の近くに住むエリオットは、兄とその友達に仲間はずれにされていた。ピザを取りに行くために外に出たエリオットは、物置から音が鳴っていることに気づく。

 

レビュー

この映画が作られた時代が古いため、やはり映像に古臭さは感じられます。けれど、最初の宇宙人登場シーンからワクワクが止まりません。やはり宇宙船や地球外生命体っていうのは、男なら誰でも興奮しますよね。

E.T.が地球に来たことを表す単純なシーンなんですが、これシーンだけでこれから始まる物語の想像を掻き立てられます。しかも、それと同時にETを追う謎の組織の存在も登場させているので、小さい子供でも理解しやすいような内容になっています。

そのわかりやすいストーリー展開も、この作品が名作と呼ばれる要因の一つでしょうね。特に、E.T.の生死状態を植木鉢に飾ってる花で表すのが特に印象的で、わかりやすいだけじゃなくて、それだけの描写で一喜一憂してしまうんです。すごく上手な表現でした。

 

大ヒットの要因

今でこそ宇宙人との友情を描いた作品はありますけど、この頃の宇宙人に対してのイメージは、敵でしかなかったそうです。。この時代の他のSF映画を観ても大体宇宙人と戦うようなモノばかりです。その常識を覆したのが、『E.T』なんですよ。

宇宙人は絶対に悪者という訳ではないという斬新な設定が、時代的に斬新で大ヒットしたのでしょう。

 

 E.T.の形

体の形が人間とまるで違いますけど、それって実はものすごくリアルな設定だと思うんです。まあ最初は「なにこれ。気持ち悪…。」と感じていたんですけど、どんどん愛着が湧いて来て、ラストシーンの時には可愛く見えて仕方ありませんでした。

そもそも惑星の環境が違うので本当の宇宙人が人間の体の構造と似ているなんてあり得ないです。普段意識しないことですけど、そういう細部までこだわるのがスピルバーグ監督の良さだと思います。しかもE.T.が本当に生きてるようにしか見えない!

本当に80年代の映画なのか疑ってしまうレベルです。

 

 最高の名シーン

自転車で空を飛ぶところのシーンはすごく興奮しました。多分、当時映画館で視聴した方は、その映像技術や斬新な絵に興奮したと思うんですけど、いまの時代ではそれほど珍しくないしもっとすごい映像技術で作られた映画が数多く存在します。

ですけど、このシーンは今の若者が観ても興奮するシーンになっています。それは、この作品がSF映画のパイオニア的存在であることと、E.T.を観たことがない人でも知っているほど世界的に有名なシーンだからです。「あ!このシーンが伝説的に有名なやつだ!」と潜在的に考えて無性に興奮してしまいました。

 

NASAの人の登場シーンが怖すぎませんか…。

なぜか地球で宇宙服着てるし、そのせいで表情が全然わかんないので不気味です。しかも動きがゾンビっぽくなってて何体も登場するのがほんと恐怖。これ小さい頃に見たらトラウマになりませんかね。

 

 E.T.に関する謎の解明

E.T.は歴史に残る名作ですが、謎が多い映画としても有名です。謎が多いというより、映画で明らかになることが少ないといったほうが正しいでしょうか。

今回のブログでは、その謎を解説します。

 

 E.T.はなぜ地球に来たのか。

E.T.の自星での職業は植物学者です。これは、原作の小説で明らかにされています。地球の植物を採取するために地球に降り立ちみんなは宇宙船に近いところで採取していましたが、E.T.は一人だけ遠くの場所で採取をしていました。

そこに政府の人々がきたことで、E.T.の仲間達は大慌てで逃げ出します。ですが、離れた場所にいたE.T.だけは置いてけぼりにされてしまいました。

 

どうやって生き返ったのか。

この謎を調べて観ました。

まず、宇宙船が地球に来たことを知った理由ですが、それは胸の点滅と関係しています。最初のシーンでも描かれている通り、E.T.の種族は、宇宙船から出ている何らかの電波を体で受診することができます。

E.T.が宇宙船が迎えに来たことに気づいたのは、宇宙船の電波を体で受信したからでしょう。そして病気で死んだと思っていたE.T.が復活理由ですが、これも宇宙船が関係しています。宇宙船が地球に近づいたことで、その宇宙船からのエネルギーを受け取りE.T.は生き返ることができたようです。

 

 E.T.は何が原因で具合が悪くなったのか。

前述した通り、E.T.は宇宙船から何かしらのエネルギーを得ていたと推測できます。そのエネルギーが長時間途絶えたことで、徐々に弱っていったのでしょう。

 

 最後に

僕がこの映画で特に気に入ったのは、エリオットのお家です。

最高に良い雰囲気を醸し出していませんか?

コーラの缶が落ちていたり、リビングの広さが昔ながらのアメリカの家って感じが大好きです。E.Tに限らず、この頃の洋画ってそういう昔ながらの独特な雰囲気がたまりませんよね。

あと、普段は意地悪だけど、いざという時は頼りになるお兄ちゃん。弟の為に自転車をこぎながら颯爽とE.T.を探しにいく姿がカッコよかったです。

 

総合的に良い評価の映画でしたが、正直にいうと僕には物足りませんでした。考察を含めても単純にストーリーが薄いです。濃密なストーリー構成が好きな僕にとって最高に楽しめる映画ではありませんでした。

でも、スピルバーグ監督の作品はわかりやすいストーリーが良さだと思っているので、スピルバーグ監督の素晴らしさがよく出てる作品だと思いました。