『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン7 感想|ジョン・スノウの決断。

評価

4.6 / 5

 

目次

 

STORY

北の王であるジョン・スノウは、ボルトン家との戦いでスターク家を裏切った者たちの処遇について決め、皆の前でそのことを話す。

その頃、デナーリス・ターガリエンはスタニス・バラシオンの城であったドラゴン・ストーンに辿り着く。

 

レビュー

僕もとうとうシーズン7までたどり着きました。とても長い道のりでしたが、一切苦痛には感じなかったです。むしろ、この作品が面白すぎて自分からGOT沼にどっぷり浸かっていましたよ。

それでは、色々な要素が濃密に絡み合ったシーズン7のレビューをして行きます。

 

七王国の正統な王

シーズン7で、ついにジョン・スノウの出生秘話が明かされましたね。前シーズンの感想記事で書いていた予想が当たっていました!僕の予測では、レイガーがリアナに無理やり産ませた子供だと思っていましたが、実際は二人は本当に愛し合っていて、そのふたりの間に生まれた子こそがジョン・スノウでした。

 

ジョンは落とし子ではない!王族の血を受け継いだ正統な王なんですね!これを知った時は、身体中の毛が全て抜けるのではないかという勢いで鳥肌が立ちましたよ。

僕が一番言いたいのは、この設定の作り方がとにかくうますぎるということです。順を追って具体的に説明していきましょう。

 

落とし子として生まれたジョンは、基本的には犯罪者達が所属するナイツウォッチに入ります。名誉と言われながらも、その実態はそう良いものではありませんでした。
サー・アリザーの差別いじめを受けながらも、モーモント総帥のアシスタントとしてみるみる成長し、やがて総帥の地位まで上り詰めます。これだけでもジョン・スノウファンの僕は大興奮ですよ。「やっとジョンが報われ始めた!」と感じる瞬間でもありました。

総帥として彼は、闇の王との戦いに備え、野人と手を組むという斬新かつ革新的な案を実行します。しかし、そのせいで部下から反逆者として殺されてしまいました。このシーンが僕にとってGOT史上一番辛かったシーンです。

そしてジョンは、メリサンドルの魔術によって蘇ります。また、そのおかげでナイツウォッチの誓いから解放されました。その次にジョンは、北の王になります。しかも、ジョンの実際の親はリアナ・スタークと、レイガー・ターガリエンだと判明します。つまり彼は、正統な王の一族であるターガリエン家でもあり、北を納めているスターク家の両方の血筋なのです。

 

これがジョン・スノウのキャラクター構成です。これを考えた作者、天才すぎませんか…?

不運な子供を、性格よし、実力よし、人望よし、おまけに血筋も完璧というキャラに成長させたんです。細かく説明すると、最初は彼を不遇なキャラとして描き、共感や同意、尊敬をファンに抱かせ、努力で王に上り詰めた後で、実は彼こそが正統な王であると告げるんです。

『ONE PIECE』で例えると、ルフィがガープの孫でドラゴンの息子であるというような、『NARUTO』で例えると、ナルトが実は四代目火影の息子であるようなものです。

 

物語において一番かっこいいキャラクター像と言ってもいいでしょう。

 

北の王 & ドラゴンの母

シーズン7に来て、まさかの展開が訪れました。ジョンとデナーリスが手を組むというファンの歓喜必至の同盟です。僕は三つ巴の戦いになると思っていました。「でもデナーリスとジョンは二人とも良い人だしな〜〜戦って欲しくないな〜〜」と、嫌な気持ちだったんですけど、この同盟のおかげで僕の不安は一気に解消されましたよ。

不安が解消されたどころか、この二人が手を組んだ戦いが早く見たくて仕方ありません。

 

でも、これを北の民達は受け入れてくれるんでしょうか。そもそも手を組んだこと自体も知らないし、北の王なのに今から七王国の王になるデナーリスに忠誠を誓ってしまいました。北の独立宣言はどこにいったのでしょう。

 

スターク家の内戦

順調だったジョン・スノウの統治も、リトルフィンガーの企みで危うくなっていました。でも、それに騙されないサンサの判断力!割と途中までサンサのことを疑っていましたけど、やはり兄妹を裏切るような人ではありませんでした。疑ってすいません。

リトルフィンガーは、アリアの手によって処刑されます。ジョンがいない中、彼女達はとても優れた決断を下しました。これぞ、スターク家の女ですね。母親譲りの素晴らしい姉妹です。

僕はリトルフィンガーのことが嫌いじゃなかったので、サンサ達の行動が嬉しい反面、もうリトルフィンガーを見れないのか…と悲しさもありましたけど。

でも、彼が消えたおかげで不安な要素は一切取り除かれました。あとは、ジョンの判断を受け入れるだけです。

 

恋人を捨て、自分の正義を貫いたサー・ジェイミー

敵の軍に所属しながらも、その人柄の良さで嫌いになれなかったジェイミー・ラニスター。サーセイの悪巧みのおかげ(許されることではない)で、彼がやっとサーセイと別れることを決意してくれました。ただ単純に嬉しいです!早くジョン達の所へきてくれ!

ジェイミー単体ではあまり戦力になりませんが、彼が持つサーセイに関する情報とブロンを連れて行けば、総合的に良い戦力になるんじゃないでしょうか。

あと、彼がジョン達の軍にいることでサーセイの考えも変わるかもしれないので、ジェイミーはサーセイとの戦いにおいて鍵を握る人物です。

サーセイは早く感情を捨てて論理的に物事を考えてくれ。じゃないと自分自身も死んでしまうハメになるぞ。

 

最終決戦

ついに壁までホワイト・ウォーカーの軍がきましたね!しかも、あの巨大な壁をドラゴンの力で一瞬して壊されてしまいました。壁の上に登っていたトアマンドとベリックが大丈夫なのか大変気になりますが、その事は置いといて、やはりドラゴンの力は巨大でしたね。敵にドラゴンが加わったことでより一層強敵になりました。

 

あと、僕は壁に対して一つ疑問に思っていたことがあります。

叔父のベンジェンがおっしゃっていた「ホワイトウォーカーは壁を越えられない」というのが本当なら、ドラゴンがいなかったらホワイトウォーカー達は壁を越えることができなかったのではないか…?

と、いうことです。まあどっちにしろ壁は崩壊してしまったのでこの疑問自体に意味はないんですけど。でもこの疑問のせいで「あの時にドラゴンがやられていなければ…。」と嫌でも思ってしまいます。

 

最後に

他にも、三つ目のカラス強すぎ問題やシオンが姉を助けるため、自分の部下と戦ったシーンが「ドラえもんを安心させるためにジャイアンと戦った時ののび太」と似すぎ問題など細かい疑問点はありますけど、そこらへんはそっと見守ることにします。

次のシーズンでは、ついに世界を懸けた最後の戦いが始まります。僕もやっと追いつくことができました!来年を楽しみに待ちましょう!