『ターミネーター4』感想|本当にシリーズ史上一番の駄作なのか?

評価

3.8 / 5

 

目次

 

STORY

2018年、スカイネットと抵抗軍の戦いは激化していた。ジョン・コナーを含めた抵抗軍は、スカイネットが占領していた一つの施設に入り込む。

そこで、試作中のT-800の資料を発見するが、スカイネットの襲撃により、ジョン以外の仲間は全滅してしまう。
その頃、抵抗軍の本部では、ターミネーターを止めるための発信機を開発していたが…

 

レビュー

序盤から緊迫感MAX!

最初の戦いのシーンからT-800の設計図をストーリー内に登場させているので、その伏線作りが『ターミネーター』好きにはたまりませんでした。

また、それと同時にT-800がまだ開発段階であることがわかったので、物語上でとても重要なシーンとして機能していました。短時間でこれからのストーリーの要素を散りばめているのが、映画として本当に素晴らしい…!

 

『ターミネーター4』の名シーン

この映画で、めちゃめちゃ素晴らしいと感じたシーンがあるんですよ。それは、マーカスがジョンとの約束のため、スカイネットの中枢部に入るシーンです。

あそこのどこが素晴らしいのかというと、マシーンに姿を見せたマーカスをロボットが仲間だと認識したあと、マーカスがとても切ない表情をするんですよ。

あそこは本当に素晴らしい!マーカスはまだ自分のことをマシーンとして受け入れていないからこそ生まれるあの複雑な表情は『ターミネーター4』の中でも、特に名シーンだったと思います。

 

一気に増えるマシーンの種類

前作まで基本的に人型のマシーンでしか登場しなかったのに、本作ではいきなりいろいろな種類のターミネーターが登場しました。(『T-3』で少しだけ他の種類も登場していましたが)そのせいで、一気にSF映画要素が強くなります。

まあ今までと違って『ターミネーターvsターミネーター』の戦いではなく、スカイネット率いるマシーン軍との全面戦争なので、機械の種類が増えるのは仕方ないと思うんですけど、やはり今までとは違ったので違和感がありました。

 

父と息子の出会い

カイル・リースが憧れていたジョン・コナーと出会い、そして別れ際に自分の名前を告げるあのシーン。興奮して耳の裏がゾワッとしました。出会う時じゃなくて、別れる時に名前を告げるっていうのがすごく良いですよね。

カイルは伝えたい気持ちがあるだろうけど、それを伝えることができず、驚きで一時停止しているのもリアルでとても良かったです。

 

前3作との繋がり

この作品には、前3作と繋がるような設定やセリフが多く登場していました。マーカスがカイルに教えていた手品や、車がいっぱい置いてあると言われていたグリフィス天文台(T-800が最初にタイムトラベルして来た場所)は、『ターミネーター』のオマージュです。

他にも、「Come with me, If you want to live」や「I'll be Back」などの有名なセリフも使われていました。こういうの、すごく興奮しますよね!前作へのリスペクトを込めているのがわかります。

 

駄作なのか?

ターミネーターの「人間ドラマ」の部分が好きな人にとって、本作は気に入らないことが多いみたいです。でも僕は、『ターミネーター』シリーズのリアル要素とSF要素を掛け合わせたストーリーが好きなので、今作もとても楽しむことができました。

SFに振り切ってる作品が多い中、人間とマシーンの戦いに重点的なスポットを当て、ロボット映画の代表作となっています。本作でも、そのDNAは濃く受け継がれていました。
もちろん、人間ドラマを強く描いていた全3作も大好きですよ!

 

シュワちゃん登場!

本作でもアーノルド・シュワルツェネッガーが登場していましたね!それも、第1作ぶりの適役です。シュワちゃんの顔で登場したのはほんの少しだけですけど。しかもめちゃくちゃ若い姿でした。

本物のボディービルダーに顔をCGで合成させているらしいです。あの歳で、あんなに綺麗な腹筋を維持するのは流石に厳しいですよね…。

 

 

最後に

『ターミネーター』シリーズ史上一番批判されている『ターミネーター4』ですが、前作の雰囲気をイメージするのではなく、単純なストーリーとしての繋がりとして観てみると、すごく楽しめました。